01無料なのは「ソフトだけ」
Mautic は GPLライセンスのオープンソースで、ソフトウェアのライセンス費は確かに0円です。ここはウソではありません。商用のMAツール(SATORIやHubSpotなど)と同等の機能を、ライセンス費ゼロで使えます。
でも、ソフトは「材料」にすぎません。その材料を、動く状態で・届く状態で・安全な状態で保ち続けるには、別のお金と手間がかかります。ここが「無料」の落とし穴です。
02隠れコストの内訳
Mauticを自前で運用するとき、実際に発生するのは次のコストです。
- サーバー(VPS/クラウド):PHPとデータベースが動く環境。月1,000〜3,000円程度〜(規模しだいでもっと)。
- メール配信基盤:大量配信は自前SMTPだと届きません。Amazon SES等を使うのが実務。送信量に応じた従量課金(SESは1,000通$0.10前後)。
- ドメイン・SSL:独自ドメイン+証明書(Let's Encryptなら無料だが設定は必要)。
- バックアップ・監視:データを失わないための仕組み。
- そして最大の費用=「時間(=人件費)」
構築、cron設定、定期的なアップグレード、そして最難関のメール到達率(SPF/DKIM/DMARC)対応。これらは専門知識が要り、こなせる人の時間=人件費が、実はサーバー代よりずっと大きなコストになります。
→ 到達率の難しさは 到達率を上げる完全ガイド、運用の実際は 始め方・使い方入門 で解説しています。
03自前運用の費用を、ざっくり試算
あくまで目安ですが、小規模で自前運用した場合のイメージです。
| 項目 | 目安(月額) | 備考 |
|---|---|---|
| ソフト(Mautic) | ¥0 | GPLで無料 |
| サーバー(VPS) | ¥1,000〜3,000 | 規模で増減 |
| メール配信(SES等) | 送信量しだい | 従量。数千通なら数百円〜 |
| ドメイン/SSL | ¥100〜 | ドメイン年額を月割 |
| 運用の時間(人件費) | 最大の変数 | 構築・cron・更新・到達率対応 |
金額だけ見ると「月数千円」に見えますが、実費を決めるのは“時間”です。自分でスッと立てて回せる人なら安上がり。そうでなければ、トラブル対応・アップグレード・到達率の調整に費やす時間が、そのまま隠れコストになります。
04国産MAツールとの料金比較
「自前は大変そう。ならSaaSは?」——国産の商用MAツールはこの相場です(各社公式・2026年7月時点)。
| 製品 | 初期費用 | 月額 |
|---|---|---|
| Kairos3 | ¥100,000 | ¥15,000〜 |
| List Finder | ¥100,000 | ¥45,000〜 |
| SHANON | ¥100,000 | ¥60,000〜 |
| SATORI | ¥300,000 | ¥148,000 |
| Nurto(管理Mautic) | 0円 | ¥9,800〜 |
※国産MAは多くが初期費用10万円級+従量課金。手厚いが高価です。
05結局どれが安い?
「安さ」は使う人によって変わります。ざっくりの判断軸はこうです。
- 技術力があり、運用に時間を割ける → 自前が最安(ソフト0円+サーバー代のみ)。
- 予算に余裕があり、手厚いサポートが欲しい → 国産MA(高いが安心)。
- Mauticの機能を、安く・手間なく使いたい → マネージドMautic(自前の手間なし・国産MAより安い)。
4つの選択肢(自前/構築代行/国産MA/マネージド)の詳しい比較は 導入の4つの選択肢を比較 をどうぞ。
06マネージド(Nurto)の料金
「Mauticは使いたいけれど、サーバーも到達率も自分でやりたくない」——そのための選択肢が Nurto です。Mauticをあなた専用の環境で立ち上げ、日本語化・メール到達率の設定・アップグレード・バックアップまで代行。初期費用0円・月額9,800円から。OSSベースだから国産MAの数分の一です。
“隠れコスト”ぜんぶ込みで、月9,800円から。
サーバーも、到達率の設定も、アップグレードも不要。Mauticを日本語マネージドで。
事前登録する(公開時にご案内)よくある質問
Mauticは本当に無料ですか?
ソフトウェア自体はGPLライセンスのオープンソースで、ライセンス費は無料です。ただし自前で使うにはサーバー・メール配信基盤・SSL・cron運用・アップグレード・バックアップ・到達率設定などが必要で、その費用と作業時間(=人件費)が実質的なコストになります。
Mauticを自前で運用するといくらかかりますか?
サーバー(VPS)代が月1,000〜3,000円程度、メール配信基盤(Amazon SES等)が送信量に応じて、加えて構築・cron設定・アップグレード・到達率対応にかかる作業時間が最大のコストです。金額より“誰がその運用を続けるか”が費用を左右します。
Mauticと国産MAツールはどちらが安いですか?
国産MAツールは初期費用10万円級+月額4万〜15万円が相場です。Mauticはソフト無料ですが自前運用の手間がかかります。マネージドMautic(Nurto)は初期0円・月額9,800円からで、OSSベースゆえ国産MAの数分の一です。
Nurtoの料金はいくらですか?
正式リリース時の目安として月額9,800円からを予定しています。サーバー・到達率設定・アップグレードまで込みで、自前運用の手間なくMauticを使えます。事前登録の方には公開時に優待をご案内します。
参考・出典
- Mautic 公式サイト — mautic.org
- 各社料金(2026年7月時点):Kairos3/List Finder/SHANON/SATORI
- Amazon SES 料金 — AWS公式